光当て「がん治療」治験、3月にも開始…「近赤外線で化学反応」利用
1/22(月) 10:43配信 読売新聞(ヨミドクター)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180122-00050018-yomidr-sctch

日本人研究者が開発した、光を当ててがん細胞を攻撃する新しい免疫療法の臨床試験(治験)が3月にも始まると、
国立がん研究センター東病院(千葉県柏市)が明らかにした。

米国では2015年に治験が始まり、手術や放射線療法などで治らなかった首や舌などのがん患者8人のうち、
7人で少なくとも一時的にがんが縮小した。このうち3人はがんが消え、治療後1年以上たっても生存している。

治験を担当する同病院の土井俊彦副院長は「食道や大腸など様々ながんに応用できる可能性があり、できるだけ早く治療法として確立したい」と話している。

がん治療に詳しい放射線医学総合研究所病院の岡田直美・腹部腫瘍臨床研究チーム医長の話「どんな細胞でも、
膜に穴を開ければ殺せるという発想は画期的で、効果や安全性も期待できる治療法だ」