豪州「日本接近」強める 中国が今後攻勢も
1/19(金) 7:55配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180119-00000075-san-asia

ターンブル氏にとって今回の訪日は今年最初の外国訪問だ。

来日は、昨年12月に入って豪州側から打診され、一時は2月になりかけたが1月に前倒しされた。
日本側は短い調整期間で、日本と安全保障分野を中心とした関係強化に期待を寄せるターンブル氏の思いに応えようと、
陸上自衛隊習志野演習場の視察やNSC特別会合をセットして手厚くもてなした。

日本側の厚遇は、豪州で政治や経済などへの中国共産党の浸透が問題化し、警戒感が高まっていることと無縁ではない。
日本としては、「反中国」と「親中国」でぶれる豪州を共通の価値観を持つ日米を含む民主主義陣営にしっかり取り込んでおきたいところだ。

ただ、豪州にとって中国は最大の貿易相手国であるだけに、今後、中国の激しい攻勢を受ける可能性がある。
また、ターンブル政権は盤石ではなく、日本は豪州の野党との関係構築も必要になりそうだ。