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◆貧困は話題になりにくい?政治の対応も遅れている

 政府の調査によれば、貧困の危機にある人は2014年には16%となり、1995年より
4%増加した。失業率は非常に低いが、パートや低賃金、不安定な仕事に就く人々が
より増えているため、経済成長の恩恵を受けられない人が増えているという。高齢者が
最も打撃を被っており、貧困ライン以下で暮らす退職者は全体の15%だという(CNN)。
ホームレス・シェルターで働く職員は、多くの人がひどい状況のもと暮らしているが、
「ドイツでは、貧困についてあまり話さない」と嘆いている(The Local)。

 貧困は確実に広がっているのに、ほとんどの政治家は先の選挙戦でも
沈黙を守ったままだったとCNNは指摘する。格差について尋ねられたメルケル首相は、
雇用の数字や賃金引き上げの成功について語り、退職者の貧困についても、
「現状年金制度を変えることは約束できない」と述べたという。

 これに対し社会民主党のマルティン・シュルツ党首は、「貧困は密かに起こっている」
と述べ、対策を取らないメルケル首相を批判している(CNN)。
好調な経済に支えられ、安定を誇ってきたドイツだが、
世界的に広がる格差の問題とは、やはり無縁ではなかったようだ。

https://newsphere.jp/national/20171225-1/


「手頃な住宅が不足」の所でなぜ、
難民さま()に追い出された低所得者について触れないんだろう?___