東京23区の新成人 8人に1人が外国人
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180108/k10011281951000.html
東京23区の新成人について、NHKが昨年末、すべての区に聞き取ったところ、今年度の新成人はおよそ8万3400人で、このうち1万800人余りが外国人となっていて、その割合は全体の8人に1人に上ることがわかりました。

東京23区では、去年の4月2日からことし4月1日までに20歳を迎え、国籍問わず区内に住む人を「新成人」としていて、成人式についてもこれらの人を対象に案内状を送っています。

NHKでは昨年末、この「新成人」について、すべての区に聞き取って日本人と外国人の内訳を集計しました。
それによりますと、外国人の新成人が最も多かったのが、新宿区でおよそ1790人、次いで豊島区がおよそ1200人、中野区がおよそ860人、江戸川区がおよそ740人、板橋区がおよそ650人などとなっています。
また、外国人の占める割合では、新宿区が45.7%、豊島区が38.3%、中野区が27%、荒川区が25.9%、台東区が25.5%、それに北区が20.1%などとなっています。

さらに、5年前、平成24年度の詳細なデータがある15の区について今年度と比較すると、すべてで外国人の新成人が増え、このうち12の区では2倍以上と大きく増加しています。
増加数を詳しく見ると、新宿区がおよそ1000人(2.2倍)、豊島区がおよそ850人(3.4倍)、中野区がおよそ690人(5倍)、北区がおよそ400人(2.9倍)、江戸川区がおよそ380人(2.1倍)などとなっています。
また、5年前は、外国人の割合が2割を超えていたのは新宿区だけでしたが、今年度は6つの区に広がっていて、多くの地域で外国人の新成人が増えていることがうかがえます。