大人になっても反抗期が続く「麻布高校」の神童――60年以上、東京大合格者ランキングで上位10校以内をキープ
1/7(日) 7:00配信 文春オンライン
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180107-00005453-bunshun-soci

麻布神童たちは、「造反」感がムンムン漂っている。なかでも安倍首相に与したくないお歴々が多い。

元文部科学省事務次官の前川喜平(1973年卒)。
前川は官僚トップにのぼりつめるほど公僕に徹する一方、革命家を愛するという面従腹背ぶりを示した。
経済産業省の官僚だった古賀茂明(1974年卒)は、2015年3月、テレビ朝日「報道ステーション」で「I am not ABE」と宣言する。
東京大法学部教授の藤原帰一(1975年卒)は2015年の安保関連法案審議において、安倍首相の思想に危険な香りを感じ取ったようだ。
城南信用金庫の元理事長、吉原毅(1973年卒)は、金融機関トップ(2011年当時)という立場ながら原発反対を鮮明に掲げていた。

麻布の造反DNAは元首相にも受け継がれていた。第91代首相の福田康夫(1955年卒)は安倍政権を非難する。
与謝野、平沼は自民党を飛び出して新党を旗揚げしたことがある。反体制にまわるのは麻布らしいともいえる

麻布官僚、麻布政治家を見ると、「権力の横暴を許せない。長いものには巻かれろという姿勢を好まない」という信念のようなものを感じてしまう。

いま、麻布高校は式典などで国旗を掲揚しない。
前校長の氷上信廣(1963年卒)がこう言ってはばからなかった。
「今の『卒業式における国旗国歌の遵守』は、ただの教育に対する統制手段としか見えないけれど」(「NEWS ポストセブン」2012年3月25日)
なるほど、管理、統制が嫌いな学校と考えれば、麻布出身者に造反メンタリティが強いことは理解できる。