「体罰で脳の容積が減少」の調査結果…うつ病や問題行動の原因にも
12/22(金) 7:00配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171220-00000068-sasahi-soci

暴力で本当に強くなるのか。子どもたちには未来にわたる影響がある。

福井大学の友田明美教授(小児神経学)は、米ハーバード大学と共同で、子ども時代に体罰を受けた経験がある18〜25歳の若者約1500人について、
MRI(磁気共鳴断層撮影装置)を使って脳の変化を調べた。その結果、体罰により前頭前野の容積が平均19.1%減少することがわかった。

「30歳前後までゆっくり成熟する前頭前野の一部が壊されると、うつ病に類似した症状が出やすい。
犯罪抑制力に関わる部位でもあるため素行障害という問題行動を起こす確率が高くなる。
体罰を繰り返し受けている子どもたちは非行に走りやすくなるということです」(友田さん)