「ネット中立性」撤廃を提案=割増料金で優先、可能に―米
11/22(水) 10:01配信 時事通信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171122-00000030-jij-n_ame

【ワシントン時事】インターネットのサイトに平等にアクセスできる「ネットの中立性」を定めた規制をめぐり、米連邦通信委員会(FCC)のパイ委員長は21日、通信事業者への過剰規制だとして撤廃を提案した。

廃止されれば、通信事業者が、動画配信事業者から割増料金を取って消費者への通信速度を他よりも優先するようなサービスが可能になる。
来月14日の採決で承認される公算が大きい。

現行規制は、オバマ前政権が2015年に導入。AT&T、ベライゾン・コミュニケーションズといった通信大手が規制撤廃を訴えていた。
一方、差別的な扱いはネットの自由を損なうとの懸念があり、動画共有サイト「ユーチューブ」を傘下に持つアルファベット(グーグルの親会社)などのIT大手や消費者団体は規制を擁護してきた。