「独学」できる人しか生き残れない時代になった
2017.11.17
http://diamond.jp/articles/-/148470

「独学の技術」がこれほどまでに求められている時代はない

(1)「知識の不良資産化」──学校で学んだ知識は急速に時代遅れになる
(2)「産業蒸発の時代」──イノベーションはいまの仕組みを根底から覆す
(3)「人生三毛作」──労働期間は長くなるのに企業の「旬の寿命」は短くなる
(4)「クロスオーバー人材」──二つの領域を横断・結合できる知識が必要となる

現在の高等教育機関のほとんどは、基本的に「専門家の育成」を前提にしてカリキュラムを組んでいるからです。
今日、世界中の組織で「領域横断型の人材が足りない」という声が聞かれますが、なぜそのような人材が求められているかというと、
世の中の仕組みがそういう人材を生み出すようになっていないからなんですね。

こうした要望を受けて、たとえばアメリカのハーバード大学やスタンフォード大学は、
いわゆるリベラルアーツ教育をより重視したカリキュラムを組むようになってきていますが、すでに大学を卒業してしまった人が、
このような広範な領域に関する知見を得ようと思えば、独学以外に頼るすべはありません。