韓国潜水艦隊に忍び寄る影…ドイツ「大西洋の狼」の“開店休業”に見える儚い実力
2017.11.7 06:00
http://www.sankei.com/west/news/171107/wst1711070003-n1.html

ドイツ海軍の潜水艦(Uボート)6隻全てが運用不能になっていたことがこのほど明らかになった。背景にあるのは予算不足による予備部品の不足。
ほぼ同型の潜水艦を使っている韓国海軍の潜水艦はより大規模に欠陥や故障が多発しており、解決策は見えていない。

21世紀のいま、事情は大きく変わった。第二次大戦時には300隻体勢を目指したドイツ潜水艦隊が、いまや6隻。
しかも全艦動けず“開店休業”状態とは、誰が予想できただろうか。

この状況を決して見過ごせないのが、ドイツから遠く離れた韓国海軍だ。

韓国の潜水艦は、ドイツの潜水艦(212級)の低性能安価版の“輸出型”である214型。
しかもドイツ側は設計図一式を売却しただけで、大小の部品も船体も韓国製なのだ。

韓国海軍の潜水艦といえば、製造不良や欠陥による故障続きで韓国マスコミに叩かれてきた。

主要輸出産品の乗用車ですら、水圧のかからない状況で水漏れする−。
ドイツの“ホンモノ”さえ故障がちでデリケートな潜水艦が、韓国の技術水準で手に負えなくとも不思議はない。

11月1日には、韓国造船大手の「大宇造船海洋」が北朝鮮のハッキングを受け、最新鋭のイージス艦や潜水艦の設計図などの機密約60件を盗まれていたことが発覚した。
なかでも「張保皐3」のコールドローンチ技術の流出は韓国で問題視されている。
北朝鮮はハッキングと同時期にコールドローンチでのミサイル試射に成功しており、ハッキングで得た資料から何らかのヒントを得た可能性は否定できない。

韓国は米国製ステルス機F−35の購入と引き替えに、最新レーダーなど数多の軍事技術の譲渡を米国に求めているが、この調子では米国が与える技術は、「既に北朝鮮が持っている」ものだけになりそうだ。