全体主義の「怖さ」がわからないリベラル系日本人
http://agora-web.jp/archives/2019593.html

全体主義国家の北朝鮮との間で、「拉致された日本人の子供たちが自由に往来できる!」などということがありうる、と当時の朝日や毎日は考えていたのである。
全体主義国家の恐ろしさを理解していないのだ(しつこいようだが、今もその考え方から完全には抜け気っていない)。

そもそも多数の日本人を拉致したのは北朝鮮である。その日本人を全員、有無を言わずに返還するのが当然なのである。

ところが、当時の朝日や毎日、それに連なる評論家はそう考えない。
それどころか、当時の北朝鮮との外交交渉を担当していた田中均氏など外務省の高官は日本に一時帰国していたた蓮池さんら5人の拉致被害者について
北朝鮮に戻すべきだ、と主張していた。「いったん戻すのは北朝鮮との約束だから」というのである。

そういう信頼の置けない日本の外交当局をにらんで、拉致被害者も帰国後、すぐに北朝鮮に戻る素振りを見せていた。

安倍官房副長官はじめ当時の政治家たちの強い意志で、日本政府が永住帰国を決めたことがはっきりした後、ようやく5人は「北には戻りたくない」「日本で家族と会いたい」と言い出す。