https://www3.nhk.or.jp/news/business_tokushu/2017_1013.html
日経平均株価が21年ぶりの高値。株式市場が沸いています。
今の景気は「いざなぎ景気」を超えた、とも言われています。
しかし、街の消費者から聞こえてくるのは「回復の実感はない」という声、声、声…。

今月はちょうどスーパーやデパートの中間決算のタイミング。
小売業界の社長は、景気をどう見ているのか、聞いてみました。

「いざなぎ超えの実感はない。ふだん着の消費は<不況>といっていいぐらい厳しい」

大手衣料品チェーン「しまむら」の野中正人社長の発言です。
消費者の節約志向が根強い中、手ごろな価格の品ぞろえで成功してきた会社トップの口から「不況」という言葉がでてきたのは、
正直、驚きでした。

しまむらのことし8月末までの中間決算は、本業のもうけを示す営業利益が5%程度の減益。
1年間の業績の見通しも下方修正しました。