沖縄タイムス辺野古・高江取材班のSNSによると、16日には工事用ゲートに約30人、14日にはキャンプ・シュワブ第3ゲートに約50人が集まったという。
「日当2万円」が事実なら、この2日だけで160万円が吹っ飛んだことになる。反対運動はもう2年以上に続いている。莫大な人件費をいったい誰が払っているのか。
中国や北朝鮮がスポンサーだというが、そんな巨額海外送金を見抜けないほど日本の捜査機関の目は節穴なのか。

では、実際に社会にでて働いて賃金を得たことのある人間ならば「うさん臭いな」と感じるような無理筋の話が、なぜネットではあたかも「事実」のように飛び交っているのか。
ネット上の「日当2万円」説をたどっていくと、ある「取材記事」にたどりつく。

2013年11月、『夕刊フジ』の「暗躍列島を暴く」という連載記事の中で、ジャーナリストの大高未貴氏が沖縄で現地を取材され、こんな「証言」を得たとして紹介されているのだ。

『那覇在住で定職を持たず、自由な生活をしているA氏は「基地反対集会や座り込み運動のバイトはいい金になる。日当2万円プラス弁当がつく日もある。
掛け持ちで2つの集会に出なければならない時は、別の人間にいかせて1万円をピンハネするから、私の日当は3万円になるときもある」と明かした』(夕刊フジ 2013年11月22日)

http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1701/17/news056.html