執行官を辞め、肛門道を後進に伝えるためにタルタリヤが興した私塾”浅臭”
そこそこの繁盛を見せたこの塾でタルタリヤは生徒と共に汗を流し、充実した日々を送っている

「自分は納得できませんッ!!!!!」

ある日の稽古中、突然生徒の一人が叫んだ
指導中だったタルタリヤを含め全員が驚き、場の空気が凍る

「自分は…肛門を取り合い、命を取り合う本物の肛門性交が学べると聞いてここに来たのです。それが入門すると形ばかり…こんな形が実戦でなんの役に立つのですかッ!!!」

浅臭塾で教えているのは”肛門の形”のみ
向かい合う双方が一礼し、予め決められた疑似的な肛門性交の理想の動きをなぞる
もちろん実際に挿入することはないしもんじゃも出ない
だがそのような行為が”実戦”の肛門性交でなんの役に立つのか
生徒が言ってるのはつまりそういうことであった

「生徒っち…あのさぁ~」

「自分は”真剣”な肛門性交がしたいんですッ!!!」

「真剣…?」

「はい、真剣な肛門性交です!!」

「…今ここでもか?」

「えっ」

ズ  ン  !!!!!!!!!!!!!!!!

「何これ腰が吸われ…やめて痛い痛い痛い痛い痛い!!」

轟音。見ればタルタリヤの尻が生徒の股間に密着していた

パキッ、みちっ、ゴッ…
不愉快な音が響くたびに生徒が折り畳まれタルタリヤの尻に吸い込まれていく
まだ外に出てる手足がバタバタともがいている
完全に取り込まれた生徒が中で暴れ、タルタリヤの尻が凸凹と動く
パシャッ――水気を包む殻が割れる音
それでもう完全に動かなくなった

ぶりゅううううううううううううう、タルタリヤの肛門から人の破片が混ざった”もんじゃ”が吐き出された
酸鼻を極める体液と脂と排泄物のブレンドした血腥い激臭
そこにいた生徒全員が臭いで気を失いかけ、しかし惨事の衝撃で失えないでいた

タルタリヤ「アーーーーーーーーーーーーハッハッハwwwwwwww肛門性交したいのに耐えられなかったってマーーーージかwwww液体になったらエッチできないじゃんねぇ?w」


異臭に気づき受付から駆け付けた妹のトーニャは、ペースト状の”それ”を指さして話すタルタリヤになんとも言えない表情をした

タルタリヤ「あなたたちは良いねぇ~安全な肛門性交学べて。俺が若い頃はいきなり鐘離先生がさぁ~」

そう言って上を見上げながら語り出すタルタリヤ
今にも絶命しそうなこの激臭の中で、タルタリヤによる昔話は12時間にも及んだという