「ロリータ」の語源はウラジーミル・ナボコフが1958年に発表した同名の小説に登場する、中年の文学者に一目惚れされ、それを翻弄する12歳の美少女ドロレス・ヘイズの「ドロレス」の愛称(短縮形)の一つである
(作中ではドリー、ローなどとも呼ばれている)。またこの作品に由来して、「10代前半位の少女に特別な感情を抱く人」をロリータ・コンプレックスと呼ぶこともある。
このドロレスという少女は少女期特有の妖しい魅力を持った魔性の少女であり、中年の文学者ハンバート・ハンバートを翻弄し、破滅に導く。
ナボコフはロリータの定義を年齢的に幼く(10代前半位)、言動や容姿が小悪魔的でコケットリーなニンフェット(ニンフ)でなければならないと細かく定義したが、
日本において「ロリータ」という言葉は、ニンフェットとはほぼ逆の「実際はもう大人なのに、童顔ゆえに幼く魅せている女性」か「本当にまだエロスの欠片も身体に宿していない少女」を指す