赤城「とうとう知ってしまったのね、大鳳」

赤城「これは…私たちが禁忌を犯した証」

赤城「1年ほど前になります…私と、加賀は人体練成を…悪魔の練成を行った」

赤城「私たちの理論は完璧だった。私たちには天城さんを生き返らせる確信がありました」

赤城「しかし…結果は失敗に終わり」

赤城「私は腕を、加賀は身体ごと持っていかれました」

赤城「なんとか私が加賀の魂をティッピーに定着させましたが…」

赤城「私の子宮は持っていかれ、もう子供を作れる身体ではなくなってしまいました」

大鳳「でも、それだけの犠牲を払ったんだから天城さんは…」

赤城「天城は、女性(ヒト)の形をしていませんでした」

大鳳「そ、そんな…」

赤城「指揮官は毎朝早く起きて、昼は喫茶店、夜はバーで仕事…おかしいとは思いませんでしたか?」

赤城「指揮官は、心は天城でありながら練成された姿形そっくりなもう一人の指揮官と交代で働いているんです」

赤城「これが…今の香風家の現状です」

大鳳「」