0601名無しさん@お腹いっぱい。 (スププ Sd4a-Wmq0 [49.98.78.197])
2018/11/08(木) 21:10:03.38ID:WEzhzGJtd山田は一人でD2の企画運営から開発までをこなさなければならなかった。
「全然わからないんよ…」
分厚いインフラ設計書、gitへのログイン情報が記載された一通のメール、
チャットログ等から、D2の内部を解析し、保守、運営、さらには新たなコンテンツ開発をしなければならない。
また、定期的にメディア露出し、情報の発信をしていくというのもプロデューサーとしての大切な仕事である。
「はやく、はやくしないと、みんなが待ってるんよ…あっ!」
セガから渡された告知テンプレートをコピペした結果、サカつく用の告知を出してしまう。
「うっ…ううっ…!」
山田の目から大粒の涙がこぼれる。
この一ヶ月、D2に期待していた沢山のユーザーが徐々に落胆、失望し、去っていった。
待って欲しい、もう少しだけ待って欲しい。
その思いは誰にも届くことはなかった。
山田は一人でサーバールームに閉じこもり、ルーターに刺さった大量のLANケーブルを眺めて仕事をしている感を出すのだった。