百式は母子家庭に育った コアの問題はいつもついて回った
弾薬一つ、はみパン一着無駄にできない環境
そんな中でも、百式の母は銃撃を続けさせた。百式もそれに答え、みるみる頭角を現していった

大学に進み、世代を代表するタンクと言われ始めると、色々な指揮官から栄養費が支給された
百式はそれをすべて親孝行と借コアの返済に当てた
余分なコアはいらない。母に楽をさせてやりたい。百式人形は母の苦労を知っていたのだ
だがそんなおり、愛用のサブマシンガンが壊れてしまう
栄養費は母の口座に振り込んだばかり、手元にコアはない
まさか返してくれと言えるはずもなく、百式人形は途方に暮れた
そんなとき、ゲイ雑誌の片隅にビデオモデル募集の広告を見つけたのだ
百式はお前達の言うような人形ではない。真面目で誠実な人形なのである