>>836
「はあ…はあ…」
18歳で異世界に来た俺は一流勇者のパーティーに勇者枠で入るも碌な戦績を残せず解雇されていた

「くそっ…」
俺は迫り来る獣を前に背中に斜めにかけていた剣に手をかける

「くらえ!」
剣を抜き即座に獣に斬りかかる

ぐおおおおお!と獣はアフィカスのような悲鳴をあげるも起き上がり長い爪で襲いかかる

俺もここまでか…そう諦めたとき
「危ない!」
天使のようなウブな子のような従順な後輩のような透き通った美しい高橋李依のような声が辺りに響き渡った


ぐおおおおお!と獣が倒れそこには茶髪でショートカットミニスカートを履いた25歳位のまるで高橋李依のような女性が立っていた

「こんなところで何をやっているんですか!ここは危険ですよ!」
と心配そうに駆け寄ってくる彼女の背後に2匹目の獣が!


「後ろ!」
と叫ぶも間に合わない!

ここで俺が魔法が使えればな──
と駄目元で手をかざしファイア!と叫ぶと


げなああああああ
獣は業火に包まれ燃えていた

こ、これは─

続く