(エスリン)
兄上、ご無事でしたか!!

(シグルド)
エスリンか、久しぶりだな
よくきてくれた

(エスリン)
ヴェルダンが攻め込んできたときいて
もう心配で心配で・・・でも良かった
お元気そうで
(シグルド)
エスリンは私がヴェルダンごときに
負けるとでも思ったのか?

(エスリン)
だってシアルフィには
わずかな兵士しか残っていないと
きいていましたから

兄上は昔から
向こう見ずなところがありました

遠征中の父上に代わって
わたしがお助けしなければと思って・・・

(シグルド)
ふふっ、
おまえは昔からしっかり者だった

幼いときに亡くなられた母上に代わって
父上や私の面倒を見てくれた

レンスター王家に嫁いで
少しは女らしくなったかと思ったが
今も少しも代わっていない

キュアンも大変だろうな、ははは・・・

(エスリン)
兄上・・・!
私が口うるさくなったのは
兄上や父上のせいです

二人ともだらしないから・・・

(シグルド)
はは、そうかも知れないな
エスリン・・・おまえには感謝してるんだ

今度のことでも
本当にすまないと思ってる
何と礼を言えばよいのか・・・

(エスリン)
兄上・・・