ミスティカが用事があると言ってやって来た。こいつからは過去にも何度もトイレのクレームをつけられている今回もその件だろう  
いわくノノの後にトイレに入ると吐き気を催すほどの異臭がするというのである  
他の女性からも似たような事は言われたことがあるのだが、ノノだから仕方ないねと言うとそれもそうかと諦めるのだが  
ミスティカだけはしつこく何度も言ってくる  
上品な中に力強い怒りを込めたノックが鳴った  
どうぞと返事をするとやはりノノ臭の話であった  
今度こそ対策取ってくれないとお別れすると言うのでさてはこいつ先日のティティタイムの話を聞いて脅しに来たようだ  
実際あまり困らない気もするが☆5とのお別れは辛いしちょうど名案が浮かんだのでわかった約束すると言ってお引き取り願った  
   
その後俺はステラさんを呼んであるお願いをするとステラさんは一ヶ月もあればなんとか出来ると思うわとの事なので  
ミスティカにも一ヶ月くらい待って欲しいと伝えた  
   
そして一ヶ月後ノノを呼び出して多くの女性からトイレについてクレームがついている  
だからこれからはこのトイレを使ってくれないか、ノノ専用のものを用意したんだと言うや否やノノは  
「こ、これただの箱に砂がはいってるだけノノ こんなとこで用を足したら丸見えになってしまうノノ」  
だからこうして頭を下げてお願いしてるんじゃないか、その砂は消臭効果もあるからもう文句は言われないよと言うも  
埒が空かないのでステラさんを呼んだ  
ロニセラを連れたステラさんに首尾はどうですかと聞くとバッチリよというのでではお願いしますと言って半歩下がる  
「さぁロニセラくん一杯我慢できて偉かったわね もう好きなだけぶちまけて結構よ」  
そう言うとロニセラの服というべきかボロ巾というべきかを馴れた手つきで脱がせると  
満面の笑みで尻尾ぶんぶん振り回したロニセラがわん!と吠えると四つん這いのまま片足を上げた当然おちんちん丸出しで  
それを見ていたノノは大層驚いてな、なにをしているノノとか言ってたが  
ロニセラが片足をあげたまま小便を放出し始めると腰を抜かして地面にへたりこんでいた  
よし、しめたと思った俺はロニセラを見ろ、ちゃんと犬らしく(狼だけど)用を足しているだろう?  
お前はなんだそれでも猫かその尻尾は飾り物かと捲し立てた  
正直自分でも何を言っているのかわからないがこれでうるさいミスティカは黙るし  
ノノの貴重な放尿シーンも高原の花を愛でるかのようにじっくりと眺められる  
後始末は面倒だがアレク辺りにやらせとけばあいつは勝手に新しい扉を開くだろう  
「わ、わかったノノ・・・」  
俺は心の中で小さくガッツポーズをとった  
しかしステラさんはさすがだぜ