千葉県松戸市のベトナム国籍の小学3年生レェ・ティ・ニャット・リンさん(当時9)が殺害された事件で、
強制わいせつ致死、殺人などの罪に問われた渋谷恭正被告(47)の裁判員裁判第5回公判が11日、千葉地裁(野原俊郎裁判長)で開かれ、
DNA鑑定を担当した千葉県警科学捜査研究所の女性主任研究員が検察側証人として出廷した。

検察側の主尋問で主任は、リンさんの遺体の腹部から採取した試料から唾液と血液の成分が採取されたと証言。
同じ試料のDNA鑑定ではリンさんと渋谷被告の2人分のDNA型が検出されている。
主任は「DNAが出ているのに血液、唾液がどちらの持ち主のものでもないとは考えにくい」と、渋谷被告の唾液である可能性に言及。
唾液は顔、左右の耳、左右の胸、腹部、下腹部から検出された。

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