[アイク]
おい、しっかりしろ!▼
[サナキ]
う……お、おまえは?▼
ラグズ…ではなさそうじゃの。
新入りの兵士か?▼
[アイク]
いや、クリミア王女に雇われている傭兵だ。▼
[サナキ]
クリミア王女の…っつ…!▼
[アイク]
どうした? ああ…足にケガをしてるな。
見せてみろ。▼
[サナキ]
な! わ、わたしに気安く近寄るでないっ!▼
こら、さわるなと言っ…いたたたた…
痛いわっ! このバカものがっ!!▼
[アイク]
骨は折れてないみたいだな。
でも、ま、念のためミストに見せておくか。▼
(アイク、サナキに近づく)
[サナキ]
お? おおお?
な、何をするのじゃ!?▼
[アイク]
おとなしく俺に掴まってろ。
あっちに俺の妹がいる。
回復の杖を使えるから、見てもらうといい。▼
[サナキ]
…わたしを助けようというのか?
おまえ、他に用があったんではないか?▼
[アイク]
神使って、お偉いさんを捜しに来たんだが…▼
そっちはベグニオンの
お供連中が見つけるだろうし。
怪我人を助けるほうが先だ。▼
[サナキ]
ほぅ…
なるほど、これはたしかに……▼
[アイク]
どうした?▼
[サナキ]
いや、なんでもない。
そういうことであれば、手をかりよう。▼