「お金をかけてクオリティーを上げないと、お客さんが満足しない。結果参入障壁が上がってきて、IP(知的財産権)や
お金を持っているところが勝負をしやすくなる。これの繰り返しがずっと各プラットフォームで行われてきていて、スマホもそのようになってきています」と塩川さんは言う。

 プラットフォームが今後変わっても、同じことが起こることは分かっていると塩川さんは分析している。
資金やIP、ノウハウを持っていれば王者の戦い方ができるが、多くのクリエイターはそうではない。そんな時にゲームを作る人間としてどう勝負をするか。

 Unityなどミドルウェアの勉強も大事だとする一方で、流行に流されず、ゲームのコアとなる「デザインの必然性」を学ぶことこそ
、これからのクリエイターがそうした今後のプラットフォーム上で戦っていく上で重要だと塩川さんは考えている。

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「『なぜ復古が必要か』を作ってくれる人に説明できないとダメだと思うんです」という塩川さん