ピシィッ。
乾いた音が室内に響く。
頬の腫れた痛みと、彼女の見下した目線が突き刺さる。

「なんですか?あのプレイングは。初心者相手にあんな…」
ため息交じりに罵られ、心が押しつぶされそうであった。
違う、と反論しようとした。
敗因はアラディアに盤面のユニットを偶然全て奪われたことだと。

しかし彼女はそれを許さなかった。
「あなたの杜撰なプレイスキルを私が磨いてあげます。感謝してくださいね?」
そう言うと手をこちらに伸ばし


とかならシノちゃん可愛いだろ?