[クレア]
ねえ、デューテ。
リュートのことですけれど。▼
[デューテ]
へっ?
お兄ちゃんがどうかした?▼
[クレア]
ええ、デューテのいうことも
もっともだと思いましたの。▼
たしかに、魔道ばかり優れていても
普段があんな様子では……▼
デューテが恥じ入る気持ちも
わかりましてよ。▼
[デューテ]
えっと……
ま、まあそううなんだけどさ。▼
でも、あれでも一応みんなの
役に立ちたいって本気で思ってるんだよ。▼
そりゃ、クレアのお兄ちゃんみたいに
かっこよくはないけど……▼
そういうところは認めてあげても
いいんじゃないかなーって。▼
ボクだって、別にお兄ちゃんが
嫌いなわけじゃないし……▼
[クレア]
ふふ……
あら、そうですの。▼
[デューテ]
えっ?▼
……あっ!
クレア、ボクをだましたんだね?▼
[クレア]
さあ、どうでしょう。
でも安心しましたわ。▼
デューテもわたくしと同じで、
お兄さまが大好きですのね。▼
わたくしたち、これからもっと
仲良くできると思いません?▼
[デューテ]
あー、うー……
なんかいろいろ複雑なんだけど。▼
でも、クレアと仲良くするのは
嫌じゃないよ。▼
[クレア]
うふふ……
よかった。▼