>>693
[アサマ]
はぁ…
先日のセツナさんの料理…▼
正直、食べられたものでは
ありませんでした…▼
あんなものを毎日食べさせられたら、
この身が持ちませんね…▼
彼女が当番になる日があまり回ってこないよう、
一筆したためるべきでしょうか…▼
むっ…こ、この危険な匂いは…もしや?▼
[セツナ]
アサマ…どうしたの?
まだ料理の途中…▼
もしかして美味しそうな
匂いに釣られて…?▼
[アサマ]
ええと…匂いに釣られてというのは
その通りなのですが…▼
美味しそうというよりもむしろ、
恐ろしそうという感じで…▼
[セツナ]
そんなに期待してるの…▼
[アサマ]
あの…ここまで嫌味が通じないと
もはやわざとのようにも思えるのですが…▼
[セツナ]
期待してくれている人がいることは、
作るほうにとっても励みになる…▼
[アサマ]
普段なら、その話が全く通じないところは
とても面白くて笑えるのですが、▼
今回ばかりは命に関わりますから
ちゃんと言わせてもらいます。▼
とにかく人間の料理を作って下さいね。▼
[セツナ]
人間の料理…それは裏を返せば、
人間が作れる限界を超えた料理…?▼
[アサマ]
あ、いえ…
どうしてそうなるんですか?▼
妙な曲解はしなくても、
一向に構わないのですが…?▼
[セツナ]
アサマの声援、受け取った…▼
現状に甘んじず、新たな高みを目指せと
いうこと…▼
どーんと、私に任せて…▼
[アサマ]
ああ…私の嫌味が
伝わらないどころか、▼
どんどん予想外の誤解へと
飛躍しております…!▼

嫌味が通じない相手はこうなる