>>355
何か、余計に解らなくなった。ごめん。
赤い疑念って赤紙のことだと聞いた。

自分なりに解釈。自己満。

【場面:戦時中。主人公の女は、子供と防空壕へ避難している。旦那(=貴方)は徴集兵で戦地へ。】

「氣持ちは晴れ 身体も未だ自由が利く」
何の心配事もしないで下さい。私なら全然無事で、大怪我などありません。

「眼に映る良さ 映らぬ善さ」
この子や皆が生きているということを、この目で見れるだけでも良いのですが、
ああ、見なくて善かった、と思う事もあります。

「隣の芝 青く見えたら出来るだけ睡(ねむ)るのさ」
隣の芝が青い(=敵の爆撃で焼き焦げてしまわないでいる=敵から見つからない)うちに、出来るだけ眠りましょう。

「肌を包むガーゼは白い嘘 甘い羂(わな)」
傷付いた身体を守るガーゼで、
怪我を重く見せましょう。そしたらきっと他の人が貴方や私達の分まで頑張ってくれるわ。
でもそうやってこの罠で甘え過ぎてしまわないようにね。

「自ら裏切るなら楽をするに限るさ」
もしこの現状から逃がれたいならば、抜け出すと敵に見つかってしまうので、自決をするに限るでしょう。

「大人だから小さく唄ふ位 笑ふ位許してね 息が出来る頃迄」
母親なので、小さくてもいいからこの子の為に唄ったり笑ったりしても良いですか。生命がある限り。