グーグルのスマホ、ソフトバンク・ドコモが採用
2018年10月9日 18:34 [有料会員限定]

米グーグルが日本で10月に発売する自社開発のスマートフォン(スマホ)「ピクセル」を、ソフトバンクとNTTドコモの2社が扱うことが分かった。
ピクセルは価格が7万円以上とみられる高級端末で、米アップルのiPhoneの上位モデルに対抗するスマホとして知られている。
日本初投入となる話題機種を採用することで、顧客獲得につなげる狙いだ。

米国で2016年に発売したピクセルは、グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」を採用した旗艦モデル。
同社の最先端の技術が搭載されており、カメラの補正処理、音声操作などの技術について評価が高い。
大手携帯会社2社が扱うことで、日本での知名度も上がりそうだ。

日本ではソフトバンクが08年にiPhoneを扱い始めてから、iPhoneが顧客獲得の手段として定着した。
携帯会社が端末代を割り引くプランなどで販売攻勢をかけた結果、iPhoneのシェアが5割に高まった。
だが最近では3社横並びでiPhoneの新モデルを扱うため、差別化が難しくなっていた。
ピクセルの登場で、日本のスマホ市場のシェアが動く可能性がある。