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「中部日本放送 500年のあゆみ」 (平成12年 2000年) より
 
コールサインは JOAR

昭和26年 1951年4月21日 ― この日待望の予備免許が、民放16社に一斉に下ろされた。
CBC の免許番号は民放としては第1号であって、コールサインはトップ記号の AR であった。

何故トップになったかというと、競願者もなく、あらゆる点で免許条件を100パーセント満たしていることから、
無条件で真っ先に書類処理がされたためである。
その夜世話になった方々にお礼をと、
電波監理委員の岡崎恕一さんらお二人を、当時の築地錦水(現在はない)に招待した。
岡崎さんにはCBCの免許について非常に世話になり、
CBCに対して AR の A を付与するについて、
率先これを主張していただいたお礼の意味であった。

岡崎さんは裁判官出身で極めて公平な見方をする人であったが、
何故かCBCに好意的で、またCBCのよき理解者であった。
AR については後日「あれは俺が取ってやったのだ」という人が幾人か現れたが、
こうしたことはこのような問題につきもののようである。

また大阪の朝日放送から、朝日放送の NR と AR とを取り替えて呉れという話があった。
その理由はアサヒはABCだからAが欲しいし、
CBCは名古屋だから朝日放送がもらったNRのNがよいではないかということであった。
 
小嶋源作遺稿集 「CBCとともに」 より