緊急事態宣言発令初日で公演の延期相次ぐ 布袋寅泰は無観客オンラインライブで開催

 首都圏1都3県に対して緊急事態宣言が再発令された8日、コンサートの延期、中止が相次ぐなど、エンタメ業界は大きな影響を受けた。

 ロックギタリスト、布袋寅泰(58)はデビュー30周年を記念した今月30、31日の東京・日本武道館公演を無観客の配信ライブに変更したことを発表した。

 新型コロナ変異種の流行で、在住する英国から出国できずに公演が中止となるリスクを回避するため、昨年12月24日に帰国。入念に準備を進めてきただけに「最後まで諦めないスピリットを大切に音楽活動を続けてきました。この選択は諦めではなく、苦難を乗り越えるためのステップだと考えます」と前を向き、ファンのためにライブビューイングの開催も決めた。

 ドームツアーを予定していたEXILE TRIBE(一族)は最初の6公演の延期を決定。EXILEをはじめ、三代目 J SOUL BROTHERS、GENERATIONSが一堂に会し、収容人数の半分を上限にして開催する予定だった。今月28、29、30日の東京ドーム公演は3月8、9、10日に振り替え、2月5、6、7日の福岡ペイペイドーム公演は振り替え日を調整中だ。

 シンガー・ソングライター、松任谷由実(66)は今年で41回目を迎える「SURF&SNOW in Naeba」(2月8−22日、新潟・苗場プリンスホテル)のチケット発売延期を決めた。公演を開催するかどうかについては決定次第、発表するとしている。

 AAA・宇野実彩子(34)のソロツアーも今月29日の東京・立川公演から2月7日の名古屋公演まで4公演の開催見送りを決めた。今月16日に東京・かつしかシンフォニーヒルズで予定していたタレント、松本明子(54)の80年代アイドルイベントも延期となった。