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パーソナリティ荒川強啓氏 放送界の「政権すり寄り」危惧
公開日:2019/05/07 06:00 更新日:2019/05/07 06:00
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――リスナーも荒川さんの番組をもっと聴いていたかったという思いが強いです。
というのも、放送業界って、とんがっている人がドンドンいなくなっているじゃないですか? 
72歳の荒川さんはこの業界を長くご覧になってきた。昨今の息苦しさみたいなものを感じませんか?

感じますね、このままズルズル危ない方向に持っていかれちゃうんじゃないかって。

――危ない方向とは言論の不自由?

何となく、政権にすり寄っていることに業界も気づいてほしいし、リスナーも「変だぞ」と思ってほしい。

――ラジオはそういう意味では比較的自由であるように見えましたが。

そうでもないんですよ。私はともかく、コメンテーターの方々の発言とか、
制作者は相当、気を使っていたんじゃないでしょうか。

――「デイ・キャッチ!」のコメンテーター、青木理さんとか宮台真司さんとか過激ですもんね。

 でも、「これはコメンテーターの方の発言ですし、
生放送ですからハサミも入れられません」って言っちゃえばいいんですけどね。

――そうかもしれませんね。今の世の中の雰囲気は息苦しいものがありますから。
なんで、このニュースにメディアはもっと突っ込まないのかって。

そうですね。実は番組が終わるに当たって、永田町あたりから圧力かかりましたか? 
という質問が、一部であったんですよ。逆におうかがいしたいのですが、そんな気配はありますか?