なにしろこういうラジオはソニーやパナソニックがだいぶ前から作らなくなったので
短波は入りが悪いという認識が定着してしまいました。

この10年くらいはICF-EX5やソニーのデジタル式の短波ラジオでラジオnikkeiを聴いていた人が多いと思うのですが
これらのラジオは、短波用バーアンテナを内蔵していないので、大きなアンテナを張らないと
安定した短波受信はできません。
EX5は名機と言われ、NSBなりNIKKEIなりの切り替え表示も明確にプリントされていたのですが
ICR-N3やICR-N2と比べると、感度は全然落ちます。EX5は短波用のバーアンテナを内蔵していないので
本体のロッドアンテナだけでは、とくに鉄筋の建物内などではなかなかうまく受信しません。

ICR-N3やICR-N2は鉄筋の建物内でも、良く受信します。これらの機種はロッドアンテナがついていませんが
内蔵された短波用バーアンテナで良好に受信しました。短波用のバーアンテナはそれほど力がありました。

名機のEX5がこんなダメダメ受信なら、「短波はむずかしい」というイメージが定着するのは時間の問題でした。
EX5はAM帯ではかなり遠距離局もよく入り、そういう意味で名機でしたが。
短波の入りが悪いということで、いらない とされたEX5を 僕はかつて2台ももらっちゃいました。
EX5で短波がだめなら、もう短波聴かないという人が増えていったのだと思います。じわじわと。

そんなことを言ってももう、後の祭り。アフターフェスティバルですが。
特にICR-N2は嘘かと(ラジコかと)思うくらい安定受信します。