南予柑橘が日本農業遺産に認定02月16日 17時19分ttps://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20190216/0003153.html
伝統的な農業の保護などに取り組む地域を国が認定する「日本農業遺産」に、南予地域のかんきつ農業が2度目の
申請のすえ、認定されました。
「日本農業遺産」は、FAO=国連食糧農業機関が自然を生かした伝統的な農業や生態系の保護などに取り組む
地域を認定する「世界農業遺産」の国内版です。
県や八幡浜市など5つの市と町やJAなどで作る協議会は、「南予の柑橘農業システム」の「日本農業遺産」認定を
目指して2度にわたって申請し、去年10月には専門家による現地調査などが行われていました。
その結果、15日、農林水産省から県に対して認定が決定したという連絡が届いたということです。
協議会では、リアス式海岸に面した複雑に入り組んだ急傾斜の厳しい地形条件を克服するため、独自の知恵や工夫、
ノウハウでかんきつ栽培のシステムを蓄積してきたことなどをPRしてきました。
「日本農業遺産」の認定式は4月19日に行われるということです。
協議会の名誉会長を務める中村知事は、「大変うれしく、ありがたく思っている。
西日本豪雨で甚大な被害を受けた南予のかんきつ産地への力強いエールとなる。
これを追い風に産地復興を前進させるとともに南予地域の活性化につながることを期待している」とコメントしています。