JA秋田中央会の正職員の26歳の男で安杖和彦(あんづえ かずひこ)の結婚披露宴が平成8年の4月29日(天皇誕生日)に開かれた。
披露宴会場は、大仙市の(山の手ホテル)だ。
披露宴に招待されて私(〓)もシルバーホワイト色に飾られた会場の1席に礼服姿で出席した。
安杖和彦(あんづえかずひこ)新郎と祐子新婦が入場し、披露宴会場の高砂に向かって左側の壁ごと透明なガラスごしの
外のから芝生の庭の仕掛け花火が7つか8つ、下から上にバーッと逆シャワーのオレンジ色
の花火を噴水のようにパンという爆発音の後に派手に散らした。
安杖和彦(あんづえかずひこ)の母親が披露宴に出席している70人ほどの前で
長男の安杖和彦(あんづえかずひこ)の晴れの門出の
参列者へのあいさつをするために高砂に向かって右のマイクの前に立った。

和服姿より顔に驚いた。
ショートの日本髪と細長い横3角形につり上げた左右の切れ長に化粧したまゆ毛と、
美人顔の50歳代であり、
顔の両目の黒色のまつ毛と眼の強い話し言葉が都会生活でみがいた艶を伝える女ヤクザだった。

会場に 安杖和彦(あんづえかずひこ)の血縁の身内で媒酌人をつとめる現職の秋田県会議員で
仙北市角館町を選挙区としていた自由民主党の安杖正義【あんづえ まさよし】が
コロボックルの小頭で色黒の顔色をおとがいを上げて座席に控えていた。

仲人はJA秋田中央会の経営監査部長の武田進(たけだ すすむ)と和服の女で、
名簿には妻の武田アチ子と印刷していた座席表がお渡しされていた。

平成8年4月29日(天皇誕生日)の当日の秋田県知事は寺田典城である。