「今の漁業は、自分の未来を食いつぶしているようなものです。

魚が減っていることは事実なんです。地球の温暖化やクジラが悪者にされるんだけれど、それだけじゃない。
やっぱり漁業の責任も大きいんだと自覚しなければならない」


「漁師は明日どうなるかわからないから、魚は見たら獲れとかいう風になっているのだけれど、それは今のような早い者勝ちの漁業制度である限り、当然です。
乱獲せざるを得ないような制度の元で漁業をしているから、乱獲をしちゃうんです」

「完全に制度の欠陥が原因であって、乱獲しないで大きくなってからちゃんと獲れるような仕組みに変えていけば、漁業者にとっても、消費者にとっても、将来にとって大きな利益を生む訳です。
それのために、どの様な制度を導入すればいいのかっていうのを議論していかなければならない」