国連様のHPのデータから、2014年から2016年のデータで主要穀物であるトウモロコシ(実、乾燥)の単収データを作りました。
とうもろこしを原料とするコーンスターチは、主な用途は糖化用、製紙・段ボール、ビール、化工でん粉があります。
糖化して製造されるのは水飴で、飴、和菓子、洋菓子、ジャム、惣菜等、食品全般に使われています。
とうもろこしの輸入先の95%がアメリカで、それが遺伝子組み換え農産物でない保証は全くないと思います。
遺伝子組み換え農産物は、既にとうもろこしに限らず山ほど入ってきて、日本人の胃袋に、日本の農協農産物以上に納まっていると考えて間違いないでしょう。
外国の遺伝子組み換え農産物の安全性は、日本人の胃袋が証明しているといっても過言ではないでしょう。

日本人の食事、生活にかかせないことでは大豆以上のとうもろこしですが、やはり日本庶民にとって、酷い結果が浮き彫りになっています。
日本は、2014年は96位、2015年は95位、2016年は97位とやはり衰退傾向です。単収も順調に年を経る毎に落としています。
なんと、日本の農業関係の補助金はUSAの農家か中国の農家にだした方が良いという現実が浮き上がってきます。

中国本土は、増加傾向です。
ここで注目するは、ヨルダンの脅威的な単収の増加です。
上位には、アラブ首長国連邦、イスラエル、クェート等の中近東諸国が並びます。
日本は、年を経る毎に単収を減らしている感があります。
全ての農産物で一人負けの日本農業、それでも「一人大勝の日本の総合農協」という傾向は、変わりないようです。

http://www.fao.org/faostat/en/#data/QC
≪FAOSTAT≫国連様のホームページ

2016年順位......................................2014年...2015年...2016年
(1)Jordan.......................................161829...280447...404127
(2)United Arab Emirates.........................142384...352913...261786
(3)Saint Vincent and the Grenadines.............244857...242188...247429
(4)Israel.......................................340977...206953...229983
(5)Kuwait.......................................307532....84676...167860
(6)Qatar........................................125290...124964...125011