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韓国の農村でドローンが大人気
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/06/23/2017062301575.html
今月3日午前、田植えが終わった仁川市江華郡三山面の水田。
あぜの脇でドローン(無人機)パイロット、カン・シンホさん(46)が
「ウィーン」とうなるドローンを操縦し、周辺の水田17ヘクタール(約5万坪)に
除草剤をまいていた。人が農薬散布機を背負ってまけば三日かかることを、
ドローンは4時間で終えた。この日カンさんがドローンで除草剤をまいて
受け取ったお金は75万ウォン(約7万3000円)。カンさんは「一昨年まで
車の営業をしていたが、そのころより稼ぎが2倍近く増えた」と話した。
最近、ドローンの操縦を習って農薬散布など農村の仕事を請け負う人が
増えている。ドローンで除草剤をまく仕事は、水田の場合は
1坪当たり15ウォン(約1.5円)、農薬の濃度調整などが水田より難しい
高冷地の白菜畑なら25ウォン(約2.5円)だ。カンさんは
「全羅道から江原道まで全国各地を回り、週に1000万ウォン(約98万円)以上を
稼ぐ人もいる。最近は口蹄(こうてい)疫や鳥インフルエンザの消毒薬を
畜舎の屋根にまいてほしいという問い合わせも多い」と話した。
「稼ぎがいい」といううわさが流れていることから、農業を営むために
ドローンの操縦技術を学ぼうという人たちが専門教育機関に殺到している。
国土交通部(省に相当)が公式認定しているドローン専門教育機関は
全国に11カ所ある。4週間で60時間のトレーニングを受ける費用は
約400万ウォン(約40万円)。現行の航空法によると、機体の重量が
バッテリーを除き12キログラムを超える大型ドローンを操縦する場合は
「無人回転翼飛行装置操縦」資格が必要だ。農薬散布には通常、
このような大型ドローンが使われる。高陽無人航空機教育院の
パク・ジェホン教官(60)は「受付は3カ月先までいっぱいだ。
ここでドローン操縦を学んで、都市部でなく農村で仕事を探すという人が
多い」と話した。大韓商工会議所の無人航空教育センターは
9月の授業までいっぱいになり受付を終えた。