神になっているのは、多くの場合、死んだ人間や動物ですが、中でも多いのは影響力のあった政治家です。

例えば伊勢神宮の天照大神というのは、
昔のオオヒルメムチという女性、
明治神宮なら、明治天皇、
日光東照宮なら徳川家康、
乃木神社なら乃木希典、
靖国神社なら、戦死した人です。

それらはどんな人たちかというと、
フランスの生物学者ジャン・ロスタンは、
「一人殺せば殺人者、百万人殺せば征服者、皆殺しにすれば神になる」
と言っています。

ジャン・ロスタンの言う、皆殺しにしている神は
キリスト教やイスラム教の神ですが、
日本の神は、政治家ですので、
戦争で多くの人を殺した征服者たちです。

1人殺した人を神のように崇める人はいませんが、
たくさん殺した人を、神のように崇めるのが神道です。

その他、動物では、キツネや蛇が代表的です。
さらに生き物でなくても、
石や木、下駄を神としている神社もありますので、
実際には何でもありです。

そのような色々な神に、どうやって幸せにしてもらうのでしょうか。