>>820
東宝所属後にミスマガジンに出たのは、東宝シンデレラ無冠よりはミスマガジングランプリの方がハクがつくのと、売り出し資金不足もあったんじゃないかな

あのころのオーディションて、応募者から審査料取ってたんだよね
応募書類に60円切手10枚同封とかだいたいそんな感じ
合否通知は60円切手1枚で足りる(当時の封書の郵便料金)
あとの切手は現金化されるんだよね

由貴が応募した1984年の第1回東宝シンデレラは3万1653通の応募があったから、これだけで1700万円以上稼げる
書類選考の次の審査は会場で千円徴収、大きなオーディションだと三次審査くらいまであるから集まる審査料は大変な額になる
ここから、かかる経費を除いた金額がグランプリ受賞者の優勝賞金、売り出し費用、プロダクションの儲けなどになる
だから大きなオーディションを開くほど、優勝者にハクがつくし、資金は稼げるし、宣伝になるし、一石三鳥なんだよね

由貴が受けた東宝のオーディションで集まった数千万円は、沢口靖子の売り出しに使われた
デビューの年に東宝の大作映画2本出て新人賞受賞、同時にレコード発売、華々しいデビューだね

沢口靖子にかけた東宝は由貴にかけるお金はない、そこでミスマガジンだよ
ミスマガジンは応募者数約5000人と少なくて審査料でいくらも稼げない
でも発行部数150万部の漫画雑誌で選ばれれば多数の読者から注目されていい宣伝になる
なによりプロの審査のシンデレラと違って身近だもんね、投票した人は応援したくなる
宣伝資金かからず効果的なこの作戦は大当たりだった