警視庁は9日、18歳未満の少女とわいせつ行為をしたとして、フランス国籍のフランコイス・アベロ・カミーユ容疑者(65)を児童保護法違反などの疑いで逮捕したと発表した。警視庁は押収したノートパソコンなどに残された写真や映像から、被害者は305人に上るとみている。

 調べによると、同容疑者は昨年12月から今年6月にかけて、西ジャカルタ・マンガブサールのホテル3カ所を転々としながら、少女に25万〜100万ルピアを支払い、わいせつな行為を行っていた。また、その様子などを写真や動画で撮影していたという。

 滞在先のホテルが6月25日、同容疑者が部屋に少女を連れ込んでいると通報。警察が現場に急行し、少女2人といた同容疑者を現行犯逮捕した。警察は被害にあった13〜16歳の少女17人の身元を特定。地元メディアによると、被害にあったのはいずれも路上で生活する少女たちという。