“救急救命士”が後輩暴行『血圧計で首を圧迫』『消防車に逆さ吊り』で3人が懲戒免職
更新:2019/11/12 17:32

 大阪府の茨木市消防本部は、血圧計で後輩の首を圧迫する行為や、ロープで消防車に逆さ吊りにするなどの暴行をしたとして、救急救命士3人を懲戒免職処分にしました。

 懲戒免職処分を受けたのは茨木市消防本部白川分署に所属していた男性救急救命士3人です。
茨木市消防本部によりますと消防士長(34)と消防副士長(33)は、今年5月に給油所に立ち寄った際、救急車内で自動血圧計を後輩(20代男性)の首に巻きつけて圧迫し、内出血を顔などに生じさせたということです。

 その日のうちに消防士長から申告を受けた消防司令補(47)は、関係者に口外しないよう求め、上司にも報告しませんでした。
この消防司令補を巡っては、今年4月に車庫内で、別の後輩をロープで消防車に逆さ吊りにして放置したり、体毛を燃やそうとしてライターの火に可燃性の殺虫スプレーを吹きかけ大きな炎を生じさせたりしたということです。

 今年9月に被害男性から相談を受けた職員が申告して発覚。消防司令補は「コミュニケーションを図るためにやった」と話しているということです。