>>55
この価格戦略の初期の成功に後押しされ、多くの企業が、低価格帯のセカンドブランドを段階的に終了させた。その代表例が、2012年のドルチェ&ガッバーナによる黒字のセカンドライン「D&G」の終了だ。

 そうした動きの結果、ブランドの価値とプロダクトの価値とが結びつかなくなり、消費者のフェイク品を買うことに対する気兼ねは、以前ほどではなくなっている。