勤務時間中は利用者様の介助・掃除・配膳など介護に関わることしかできません。
24時間見守りがいる高齢者を少ないスタッフ(実質ワンオペが多い)で見ているのですから実際ほかの事なんてできませんし、施設側も認めていません。

しかしながら介護職員には他にも仕事があります。
家族への報告書や担当業務などの書類作成、施設内外の研修受講と研修レポートの作成、利用者様の物品やお菓子等の買い出し、施設の備品の購入、行事計画や行事準備、施設内外の居住スペース以外の掃除など。
これらの仕事はすべて時間外や休日に無賃金で行うことが暗黙の了解となっています。

仕事の効率や職員の能力とは関係なく、休日や時間外に働くことが「必須」となっているのです。

賃金水準が他の職業より低く、退職金もほぼ無い状況で、さらに無賃金で働かせようというのはブラックと言わざるを得ません。
これは現代の奴隷制度ではないでしょうか。

この理不尽なシステムがなぜ問題視されてこなかったのか疑問です。

現在でも介護業界は人手不足ですが、今後は誰もやらなくなるのではないでしょうか。