介護給付費不正受給:2600万円を 福岡市、業者を処分

毎日新聞 2013年07月31日 西部朝刊

福岡市は30日、介護給付費約2600万円を不正受給したなどとして、同市東区の介護会社「てるガイドサービス」(照本弘子社長)を8月1日付で障がい福祉サービス事業者の指定取り消し処分などにすることを同社に通知したと発表した。
市は不正受給額と加算金の計約2800万円を返還請求すると同時に詐欺容疑での告訴も検討する。
今年2月時点の同社のサービス利用者32人は他の事業者に引き継がれる予定。
市によると、同社は2010年1月〜今年2月、障害者対象の移動支援サービスなどで車を使用したのに公共交通機関を使ったように偽装。サービス提供時間を実際より長くなるよう書類も改ざんするなどし、介護給付費計2614万2958円を不正受給した。