投票偽造:容疑で特養園長ら逮捕 /福岡

県警は27日、7月21日に投開票された参院選の不在者投票で、特別養護老人ホーム入所者の投票用紙に勝手に候補者の氏名を書いたとして、嘉麻市馬見の特養ホーム「ひまわり園」園長、吉原正子容疑者(71)と職員3人を公職選挙法違反(投票偽造)容疑で逮捕した。
県警によると、全員が容疑を認めているという。
逮捕容疑は、4人は共謀し、7月中旬、女性入所者4人(80〜90代)がいずれも意思の疎通ができないのに、選挙区、比例代表ともにそれぞれ特定の候補者名を勝手に記入し、投票したとしている。
県警によると、ひまわり園は1979年に県選管から不在者投票の実施施設に指定されている。今回の参院選では、嘉麻市に住民票を置く95人が不在者投票し、うち72人が職員に代わって記入をしてもらう代理投票だった。