裁判長 − 私たちに関心があるのは、あなたの起訴内容に関係する情報です。
ジャトロフ − 一連の違反とは、次のようなものでした。
つまり、その1つは、2つないし3つの主循環ポンプに、キャビテーションに至らないように定められている、7000m3/h を超える流量の水を流したということです。
しかし、それは、意味のないことで、このことは客観的に記録されていることです。もし、キャビテーションが生じていたなら、
それはポンプの流量が失われたということであり、それはテレタイプによって記録されたでしょう。
次に AZ-5 ボタンを押すのが遅れたという点です。
我々がボタンを押すのがもっと早かったら、爆発は、もっと早く起きていたでしょう。
すなわち、爆発は、原子炉の状態によって条件付けられていたということです。私は、200MW に原子炉の出力を抑えるように命じました。
なぜなら、原子炉は、ソ連において採用されている安全基準のレベルに合致しており、
また、核安全課から原子炉制御室に交付される一連の規定文書に合致した状態であると私は思っていたからです。
私は、出力効果係数はマイナスの状態であると考えていました。
ですから、出力の低下に際して、私たちは、反応度に不足を出してはなりませんでした。
ヨウ素中毒の影響を考慮して、出力を 700 から 200MW に低下させる際、私たちは、手動制御棒 1.5 本分以下なら減らすことが出来ました。
そして、この点に関して私は間違いを犯してはいません。反応度操作余裕は、1.9 でも 6.4 でもなく、AZ ボタンを押した瞬間には少なくとも 11 本はありました。
このボタンは、停止ではなく、発火装置の役割を果たしてしまったのです。
その後のことは、全て、正の出力係数によって起こったものですが、これは、NIKIET の指摘したように、常に負の状態であるべきものです。
私からは、以上です。

ジャトロフ(ディアトロフ)の言ってる事は裁判の時から一貫してる
ミスリードする人がいるからそのまま引用してみた