パリの亡命ロシア人
1920年代、ロシアから多くの亡命者を受け入れたパリでは、
亡命貴族によるファッションメゾンが次々と設立され、
ニコライ2世のいとこでロシア最後の大公女といわれるマーリア大公女、
また、ラスプーチンの暗殺で有名なユスポフ公爵夫妻も、
パリでファッションメゾンを開きました。
そうした亡命ロシア人による影響は、パリに留まらず、ロンドンや北米、
上海やハルビン、イスタンブールといった地域へ波及していきました。