パウル・フォン・ヒンデンブルク(Paul von Hindenburg)
(1847年10月2日 - 1934年8月2日)
ドイツ国第2代大統領(在任:1925年 - 1934年)

第一回大統領選挙
穏健左派の与党「ヴァイマル連合」(社民党・中央党・民主党)陣営は、
候補者の一本化を図り、中央党のヴィルヘルム・マルクスを候補に担いだ。
一方、これに危機感を募らせた国家人民党をはじめとする保守・右派陣営隊は、
公然たる帝政派で、また「タンネンベルクの英雄」の名声を持つヒンデンブルク
を候補に担ぎ出そうとした。
帝政派のヒンデンブルクは初め「共和制を認めることはできない」として立候補
の要請を拒否したが、アルフレート・フォン・ティルピッツの説得を受け、
オランダに亡命中のヴィルヘルム2世に伺いを立てたうえで無所属で立候補
することを決意した。