日本人にはなじみが無い城塞都市の中に住む人を市民と言って
城の外に住む農民とは格段の身分の違いがある
中世では城の中に住む市民を、ブルク(城)のなかに住む人として、ブルジョワジー呼んだ

城塞都市のブルジョワ(市民)は、農民が封建領主の支配下にあるのと比べて
貨幣鋳造権、徴税権、裁判権など自治権をもち、独自の軍隊をもって
外部からの侵入に対処するのも普通にあった

欧米の現在の市民権とか検事総長や警察署長を選挙で選ぶとか
保安官を市民が選ぶとか州兵とかそういう前提や歴史があるから
成立している