ーーそれがタイアップの曲として戻ってきて。

内田 そうなんです。作品にも合いそうということで。でも、そこから作品に合わせた歌詞になったら、
印象がガラッと変わったので、最初に思っていたものともまた違う曲にはなったんですけど……。
もともともっとテンポのいい、ダンサブルな感じだったんですけど、日本語の歌詞になると、音を伸ばしたり
するところとかもあるので、雰囲気がまた変わるんです。

ーー「五等分の花嫁」のタイアップですが、作品は事前に読まれましたか?

内田 タイアップをすると聞いたときは、まだ作品を知らない状態で、こういう作品ですと教えてい
ただいたんですけど、あまり意識しすぎるとストーリーに引っ張られちゃうかもしれないと思ったんです。
ここは毎回悩みどころなんですけど、キャラソンと違って内田彩として歌うので、原作を読んでしまうと誰かに
感情移入してしまったり、目線がその人になってしまって自分の歌じゃなくなりそうだったので、そこは引っ張
られないようにしたいと、レコーディングまではあえて読まなかったんです。もちろんビジュアルとか、あらすじとかは
意識しているんですけど、特に今回は5人の姉妹がいて主人公の男の子がいて、誰が結ばれる?みたいな
話になる感じだったので、自分が誰かに目線を決めてしまわないほうがいいなと思って。たぶんそれでアプロ
ーチの仕方も変わってしまうので、女の子側の情報はなるべく入れないようにしました。

ーー誰っぽくなってしまったらちょっと問題ですもんね。

内田 はい。なので、誰かの中のひとりで選ばれたい立場の曲だなと。エンディングなので、誰かの
お話の回では、その子の歌っぽく聴こえたらいいなっていう気持ちはありました。

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